平成27年10月28日(水)、「平成27年度 第3回ミライミーティング」を実施いたしました。
今回のミライミーティングでは、福知山市の関係支援機関と連携し、福知山市内の飲食業の2社(蕎麦屋、洋食屋)を対象に後継者候補の方が、より近い距離で交流し、より深いお話ができるように、トークセションと、座談会の形式で開催いたしました。
以下、当日のプログラムに沿って、フォーラムの概要をご紹介いたします。
◆第1部:トークセッション
経営者のお二方に簡単な事業紹介を行っていただき、お店の場所や、メニューの内容、普段の業務内容についてご説明いただきました。
両社ともに、お客様にご満足いただくために様々な工夫を重ねられており、蕎麦屋さんは、つなぎを使わない手打ち蕎麦と地元の山菜や川魚を、囲炉裏を囲んで落ち着いた雰囲気の中で楽しめる旨をご紹介いただきました。洋食屋さんは、季節感を出すために、固定のメニューに合わせて、季節の小鉢を複数つけたり、混雑時にも素早く料理をお出しするための配慮についてご紹介いただきました。
事業紹介の後は、質疑応答の形式で、「創業のきっかけのエピソード」や、「お店の特徴と強み」、「お店で最も大切にしていることは何か」などのほか、「後継者の方に引き継いでほしいこと」、「後継者の方に求めるもの」について熱い思いを語っていただきました。
◆第2部:座談会
座談会では椅子を丸く並べて、経営者を囲む形式でのフリートークを行いました。座談会形式を採用するのは、ミライミーティングで初めての試みでしたが、経営者の方と後継者候補の方に、膝を合わせて同じ目線でお話いただくことで、より活発に議論していただくことができました。
第1部のトークセッションの内容を踏まえて、お店の開店に至るまでのエピソードや、食材の仕入や仕込み、お客様への対応といった日々の業務の詳細、お店の運営費用等の経営面のお話など、より踏み込んだ質問や、経営者の方の苦労話などのお話をお伺いすることができました。
◆関係支援機関からのご案内
座談会終了後に、福知山市の関連支援機関の「福知山市地域振興部まちづくり推進課」、「北京都ジョブパーク」、「京都移住コンシェルジュ」、「福知山市商工会」の方々から、後継者候補の方に向けた様々な支援事業についてご紹介いただきました。
*おわりに
京都中小企業事業継続・創生支援センターでは、事業承継問題解決に向けて様々なセミナーやマッチングイベントの開催を予定しています。事業承継対策事業の開催概要・予定については、『京都起業・承継ナビ』をご覧ください。